matsuhiro blog

頭の整理のために文字起こしする場

UX SHIGA_04

11月14日(月)、成安造形大学で開講された公開講座「UX SHIGA(成安造形大学UX研修プログラム)」を受講した。

 

今回は第4回目で、エスノグラフィとカスタマージャーニーマップについてやった。第1回目、第3回目と休んでいるが、別に偶数の回にしか参加しない縛りなんてない。たまたま集中講義と日にち被ったり、体調不良だっただけだ。

さて、今回も講座の振り返りをする。

 

 

 

 

まず言わなければいけないのは

「リフレクションシートで嘘をついた」

ことだ。

 

“今回のセミナーは役に立ちましたか?”

この問いの「満足」に丸をしてしまった。

不満でも、ものたりなくも、満足でもない。

内容が理解できなかったことが「くやしい」、だ。

 

ワークショップを失敗してしまった。当日は、何故失敗したか具体的によくわからなくて放心していた。「サービスをみていない」と浅野先生が言っていたけど、いつ見ればよかったかどうすれば見えたのかわからなくて混乱していた。

 

講座やリフレクション会のあとにやった情報デザイン研究会メンバーとのリフレクション会では、進行を任された。グッダグダだった。突然任されたこともあるが、失敗を引きずっていて全く頭が働いていなかった。

 

リフレクションのブログも書きたくなくてうだうだしてたら次の講座まで1週間を切ってしまった。

 

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時間がたってしまったが、なぜ失敗したのか考えてみる。

 その1 知ったかぶりしていた

 その2 調子にのっていた

 その3 恥をかくのがこわくて問題を指摘しなかった

 

 

その1 知ったかぶりしていた

 “プロセス”を知ったかぶりしていた。

 

「プロセス」とは、過程、工程、方法。

「過程」とは、物事が結果に達するまでの道筋。

 

“プロセスが明快なものを選ぶ”には「最悪だったこと」を「なぜなぜ5回」しなければいけなかった。時系列でインタビューしても無駄なことが多すぎて、本質が見えなかった。なぜ、資料4ページ目にもそう書いているのに、「なぜなぜ5回」をしなかったのか。一つは「先生の話を聞いているようで聞いていなかった」。もう一つは以下の通りだ。

 

なぜ?

 一回目のインタビューで、観察係の人がインタビュアーの人に「時系列で聞くと全体を把握しやすい」と言っていたから。

なぜ?

 二回目以降は時系列でインタビューすればいいんだと思い込んでしまったから。

なぜ?

 それが正しいと思ってしまったから。

なぜ?

 “プロセス”の意味を「物事があった順番」としかとらえていなかったから。

なぜ?

 “プロセス”の意味を調べなかった、聞かなかったから。

  

知ったかぶって、先生の話を聞いてないし、調べようともしていなかった。学ぼうとしていなかった。完全に受け身になって、講座に来ているだけで学べていると錯覚していた。恥ずかしい。

 

おそらくここが「ブログに書きたくないこと」ナンバー1。

 

 

その2 調子にのっていた

やったーインタビューを褒められた~ジェスチャーしたりうなずいたりして、相手の話に共感しているようでよかったらしい~~20分間のインタビューのインタビュアーまかされた~~~

 

カスタマージャーニーマップには、行動ステップと思考と感情を書けばいいのね~~じゃあ記録係はそれぞれの項目に集中して書いてもらえばいいのか~~~

 

と思っていた。次やることを見据えてインタビューをしたつもりになっていた。けれど、カスタマージャーニーマップを制作しているとき、書き出したもののほとんどが使われなかった。

 

その1にも被ってくるが、プロセスの意味を考え、「なぜなぜ5回」をしていないインタビューの記録を取らせていたからだ。無駄なことを記録してもクズが溜まるだけなのに何をしていたんだろう。考えが足りなかった。

 

またインタビューイに、どこに価値を置いているか「脳内マップ」を書かせば、気づけなかった旅のゴールにも気づけたかもしれない。

 

「鼻をへし折りたい」ナンバー1はここ。 

 

 

その3 恥をかくのがこわくて問題を指摘しなかった

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私はBチームで「夏休みに自転車で坂道が急な山を登ったタダさん」のカスタマージャーニーマップを書いた。全体に発表するとき、当事者のタダさんが発表した。

 

タダさんは「急な坂で、自転車のストッパーを下しても滑り落ちてしまう。だから滑り落ちない強い自転車がほしい」と言った。

 

そんなことチーム内で一度も言っていなかったのに。そして、それを指摘できなかった。

 

「それは違うよ。休めないことが問題点だけど、改善点は……(なんだろう)」

Bチームではマップを作ることに専念しすぎて、“新しいアイデアの検討”ができていなかった。問題点はここだろうけど改善点は……ちゃんと準備すること? 山の中腹に駐輪場を設けること? なんだろう、で終わっていた。

 

おそらく、「旅のゴール」「タダさんの価値観」「なんのサービスのタッチポイントか」を考えていなかったから分からなかったのかな……? それすらも分からない。

 

「もやもやしたこと」ナンバー1はここ。今でもすっきりしていない。

 

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「なぜ失敗したのか」を考えていたけど、「なぜブログを書きたくなかったか」でもあるなと書いてから思った。失敗して恥ずかしいから見られたくないんだと思う。変なプライドがあるから格好よく思われたい願望が強くて、さらけ出したくなかった。

 

 

前回ブログに書いたことは小さな一歩だけど、できた。

「どうしよう」と思ったら、偵察に行く、質問する、よく考える。

UX SHIGA_02 - matsuhiro blog

 

次回は「どうしよう」と思っただけでなく、「これは正しいのか、なぜなのか」と疑問に思う。そして変なプライドなんか捨てて「聞きに行く」。書きたくなくても、ふりかえりのブログを書く。