UX SHIGA_02
9月12日(土)に、成安造形大学で開講された公開講座「UX SHIGA(成安造形大学UX研修プログラム)」を受講した。
この講座は全5回の続きもので、今回は第2回目。初回の講義は欠席していたので、今回から講座の振り返りをする。
第2回の内容は「オブザベーション(観察法)ワークショップ」だ。
今回は手法やワークショップについてではなく、ワークショップを通して気づいたことを書いていく。
ワークショップをやってみて、
「次ってどうするといいんだろう」
「偵察行きましょう」
「知らないことを恥じるより、知らないままを恥じろう」
と思うこと・声に出すことがいるなと気づいた。
その要因として、当日にやった情報デザイン研究会の反省会と、以下の3つがある。
その1 上から順に埋める癖がある
その2 カード化が不十分だった
その3 カードの色が統一されておらず、見にくい
その1 上から順に埋める癖がある
行動
被験者の作業ステップ、発話、事象を書き込むシートをカード化する際に、ボードの上の空白から埋めようとしていた。(作業しているときは、そう考えていると認識していなかった)一番上の心理曲線は、作業ステップの場所が決まってからじゃないと書きづらい。じゃあ作業ステップから書こう。シートに「作業ステップ」と書いてあるしこれを書こう。作業ステップをカード化していく。ふと下の欄をを見る。このいま書いているカードは作業ステップに貼るのか、事象に貼るのか分からなくなる。
考え
最初にカード化するのは「事象」なのではないだろうか。
3人の「事象」を全て書いた後、似たものをグループ化し、「作業ステップ」にするとスムーズにいくと思う。「事象」は子どもで「作業ステップ」はその親だからだ。シートに書き込んだ「作業ステップ」は、事象をカード化するときに参考にするものであって、ボードの「作業ステップ」とは異なるのではないだろうか。
気づき
ゴールまでの道筋を考える必要がある。
カレーを作るとき、いきなりルーを溶かしてはいけないように、ゴールまでにはある程度順番が決まっている。今回も同じことだと思う。いきなり問題点を決めてはいけない。いきなり作業ステップを書いてはいけない。人参を切ると同じように事象から書くべきだった。「まずなにからカード化しましょう。その次はなにをするでしょうか。」と次を考える作戦タイムあったら成功パターンに近づけたのかな。
その2 カード化が不十分だった
原因
その1の気づきの行動の流れで、シートの作業ステップ欄を積極的にカード化していて、発話をほとんどカード化していなかった。作業ステップとして書いていたため、事象の書き方をしていなかった。事象の意味がよく分からなかった。
影響
問題点と改善ヒントを書き出そうとしたとき、なにが問題点か分からなかった。
行動(WS中に発話がないと気づいたあと)
時間がなくなりはじめたころ、チームの一人が、発話がカード化されていないことに気づいた。
そこから急いで発話をカード化して事象に貼ったことろ、いままで殺風景だった問題点にポストイットが貼られるようになった。
気づき
ボードを一歩後ろから見て、確認すればよかった。
作業をいったんストップして、いま何をしているのか俯瞰してみると、現状に気づけれた。今回はそれをチームの人が行ってくれたから、WS中に気づけて、取り組めた。あともっと偵察に行って、自分のチームと他のチームの違いを探せばよかった。
事象を書くとき、『状態や動詞で表現する。読んだだけで、その情景が思い浮かぶように書く』(配布資料P4-右上Work4)とあるのに、簡略化して書いていた。
「フタを開けた」→「容器を机に固定して持ち、手前からフタを2回に分けて開けた」
と書くべきだった。
その3 カードの色が統一されておらず、見にくい
原因
その1とその2の影響で、書いているカードの順番も、内容も把握しきれたいなかった。カードの引っ越しが頻繁にあった。チーム内で色の使用方法を共有できていなかった。
気づき
連鎖的に起こっている。
次回の目標は、
「どうしよう」と思ったら、偵察に行く、質問する、よく考える。